【傑作選】スティーヴン・キングのおすすめ名作小説ランキング10選

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子供の頃からスティーヴンキングが大好きであり、キングの作品は片っ端から読んできた。三度の飯よりキング好きなのだ。

そして出来上がったのが〈スティーヴン・キングのおすすめ名作小説ランキング10選〉である。

おすすめ作品ランキングというより「私が好きな作品ランキング」に近い。自分の好みが大きく出てしまっている。が、数あるキング作品の中でもかなりの傑作ぞろいであるので問題ないだろう。

スティーヴン・キングの作品を読んでみたい!という方は、ぜひこの中の作品から優先的に読んでいただきたい。

それではいってみよう!

10位『IT』


少年達が住む町に突如現れ、子供だけを狙った連続殺人鬼として恐れられた怪物「IT」。

「IT」とは一体なんなのか。真相をつかむため、大人になった彼らは再び町へ戻っきた。「IT」を倒すために。

あらすじだけ見ればホラー小説だが、これは〈青春小説〉としての傑作でもある。読もう。超読もう。

映画版のインパクトが凄まじく、これを見てピエロ恐怖症になった人が続出したとか。

キングの作品は映画も面白いものも多いが、これに関しては原作の方が圧倒的に面白い。

文庫にして4冊に及ぶ大作であるので、手を出しにくい気持ちもわかる。しかも序盤の方はなかなか物語が進まず、退屈に思えてしまう気持ちもわからなくはない(そこがキングの良いところなんだけど)。

しかし〈一度リズムに乗ってしまうと止まらない〉というキングお決まりのパターンが待っている。さあ徹夜だ。

9位『ゴールデンボーイ』


「ゴールデンボーイ」「刑務所のリタ・ヘイワース」の2編が収められた中編集。キングの作品を読む上では外せない名作である。

「刑務所のリタ・ヘイワース」は名作映画『ショーシャンクの空に』の原作。無実の罪で刑務所に入れられた男の人生を描いた物語だ。映画を見た方もぜひ原作を読んでみよう。

そんな「刑務所のリタ・ヘイワース」に目を奪われがちだが、表題作の「ゴールデンボーイ」も間違いなしの名作である。キングの鬼畜っぷりがよくわかるだろう。こういうのが大好きなんだよね。

「ゴールデンボーイ」は戦争に興味を持った少年が、戦争に携わった老人と交流していくお話。少年は老人に収容所の話をしてくれとせがむ。老人は乗り気はしなかたものの、少年の好奇心に負けて話し始める。

そして、少年の中に潜む怪物が、目を覚ます。

7位『ミザリー』


キングってやっぱすごいわ、ってなる作品。

事故で両足を骨折してしまった作家ポールがヤバイ女アニーに監禁される、というワクワク設定。もう面白いし超怖い。

アニーの機嫌をそこねると大変なことになるし、逃げ出そうにも骨折してるし、私好みの小説書けとか言われるし、なんと哀れなポールさん。

アニーの狂気っぷりが素晴らしいというか、一人の人間をここまで狂人に仕立て上げられるキングの描写が凄まじい。そして追い詰められていくポールの描きっぷりも見事。やめてくれえ!と叫びたくなる。

登場人物はほぼこの二人。場所もほぼ一つの部屋のみという限定された空間で、ここまで読ませる物語になるとは圧巻である。〈サイコサスペンスの完成系〉と言っても全く過言ではないのだ。

6位『キャリー』


キングのデビュー作。原点にして名作。

家では虐待され、学校ではいじめられまくった少女が不思議な力を発動して大変なことになるお話。簡単に言うと「少女の復讐劇」って感じなんだけど、キングが書くとそんな単純なモノじゃなくなる。読んだあと一ヶ月くらい後を引く。

序盤のいじめのシーンとか本当に気分が悪くなってくるし、読んでいて「もうやめようかな」くらいのテンションにはなる。でも読むのをやめられないくらい引き込まれてしまうのだ。

映画も大好きだけど、やはりキングの作品は文章で読むのが一番。なんとなく映画を見て〈キャリー=化物少女〉みたいに思っている人はぜひ読んでみて。心がえぐられるから。

5位『ザ・スタンド』


米軍基地から致死率99%以上の細菌兵器が漏れ出し、人類が滅亡寸前でさあ大変という世界でのお話。

世界滅亡モノである。しかも〈キングが書く〉世界滅亡モノである。これで興奮しない人間がいるのだろうか。これはつまり読まなくてなはらないということだ。

文春文庫版にして全5巻からなる大作なのだが、一度読み始めたら物語から抜け出せなくなるので日常生活に支障をきたす。「読むのが大変だな」というより「まだこんなに読める!」と歓喜の気持ちの方が勝ってしまう。

しかも3巻くらいから余計に面白くなる。1,2巻はあくまで序章に過ぎなかったということだ。どうしてくれる。キングの作品は基本的に寝不足製造書物だ。体調を崩さないように気をつけよう。

4位『呪われた町』


アメリカの田舎町を舞台にした「吸血鬼小説の傑作」である。もう雰囲気だけで最高だ。アメリカの田舎町の雰囲気ってなんでこんなにそそられるのだろう。

読者の多くが言うように、序盤の展開が非常に遅い。そのうえ登場人物が多いし物語がじっくりじっくり進むので、上巻の途中で飽きてしまう方が多いと思われる。

しかし!だからと言って放り投げてしまうのはもったいない。後半からジワジワ面白くなってきて、下巻に突入したらもう止まらなくなるので覚悟しよう。

というか、キングの長編はこれが良いのだ。序盤ゆっくりで中盤からジワジワきて終盤でグワー!ってなるのがキング作品のポイント。これでもか!ってくらい丁寧な作り込みに圧倒されよう。

ちなみに小野不由美さんの名作『屍鬼』はこの作品に影響を受けて生まれた。『屍鬼』も間違いなく面白いからぜひ読もうね。

3位『シャイニング』


言わずと知れたキングの代表作。ホラー小説の王様のような存在。

冬の間だけリゾートホテルの管理人をすることになった作家のジャック。妻と息子と一緒に一冬をそのホテルで過ごすことになるが、息子・ダニーは「このホテル超ヤバい」といち早く気がつく。

しかしジャックはダニーの訴えに聞く耳を持たず、あれよあれよと大変なことになってしまう。

今作が恐ろしいのは幽霊とは別の狂気。「狂った人間」と「家族の崩壊」のダブルパンチである。やめてくれ。精神をやられてしまう。

映画も有名なので見た方も多いと思うが、映画と原作は別物と考えていただきたい。怖さの種類が全然違うのだ。

ちなみに、今作はシャーリイ・ジャクスンの傑作『丘の屋敷』を元ネタに書かれている。幽霊屋敷小説の傑作なので、まだ読んでいなければぜひ『丘の屋敷』も手にとっていただきたい。

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3位『死のロングウォーク』


ひたすら「歩く」物語である。

14歳から16歳までの少年100人が、長い道のりをひたすら歩くという「ロングウォーク」という競技が毎年5月に行われる。

しかしただ歩くわけではない。歩行速度が時速4マイル以下になると警告、1時間に3回以上警告を受けると射殺されるというカオスなルールがあるのだ。

しかも99人が死に最後の1人になるまでずっと歩き続けなければならない。

なんという魅力的な設定だろうか。少年たちには申し訳ないが私はワクワクが止まらない。

派手なアクションがあるわけでもなく、ただひたすらに歩く物語をこれだけ面白く描けるキングの凄まじさよ。ほとんど心理描写だけで読ませられてしまうんだから。しかも書いたのが大学生の時だというんだから恐ろしい。

かの有名な高見広春さんの『バトルロワイヤル』は今作を意識して書かれたことでも有名。

2位『スケルトン・クルー〈1〉骸骨乗組員』収録『霧』


キングは短編も面白い。そう確信できるのが今作である。

まさに粒ぞろいの短編集であり、特に注目すべきは中編の『霧』。後味が悪いことで有名な映画『ミスト』の原作である。

この『霧』を読むためだけでも購入する価値があるのだ。たとえ映画を見て内容を知っていようとも面白さはとどまることを知らず、ページをめくる手は止まらないだろう。

私は映画版も好きだが、やはり原作の方が断然好みである。文章で読む『霧』の怖さは格別なのだ。お願いだから読んでみてほしい。

キングの短編をもっと読みたい!という方は『神々のワード・プロセッサ』『夕暮れをすぎて』『幸運の25セント硬貨』『夜がはじまるとき』などの短編集もおすすめ。

1位『バトルランナー』


子供のころ、シュワちゃん(アーノルド・シュワルツェネッガー)が主役を務めた映画『バトルランナー』を狂ったように見ていた。大好きだったんだ。

そして学生になったころ、『バトルランナー』に原作があったのを知った。すぐに読んだ。また狂ったように読んだ。やはり大好きだこの作品は。

映画も大好きだが、それとは別物として読んでいただきたい。実際、結構違う部分があるからね。

近未来の荒廃したアメリカで、超人気番組『ラニング・マン』が放送されていた。その内容は、「視聴者全員から1ヶ月逃げ切れば十億ドルの賞金がもらえるが、捕まればテレビの前で殺される」というもの。

そんなデスレースに失業者のベン・リチャーズが挑む物語である。

もう設定からして最高だ。そして見事な設定を裏切ることのないジェットコースターのようなストーリー展開も素晴らしい。

何度読み返したかわからない。スティーヴン・キング作品の中で、と言うより今まで読んできた何千何万冊の小説の中でもトップクラスに大好きな作品なのだ。

ランキングは外れたけどおすすめな作品

ランキング10にはギリギリ入らなかったけど、非常に面白い作品なのでぜひ読んでみよう。

11/22/63』・・・キングが描くタイムスリップもの。〈大統領暗殺を阻止できるか〉って話なんだけど、タイムスリップの設定が逸材で余計に面白い。

アンダー・ザ・ドーム』・・・ある日突然、田舎の小さな町が〈透明の壁〉に囲まれ孤立してしまうお話。キングらしさ溢れる長編SFの傑作。

スタンド・バイ・ミー―恐怖の四季 秋冬編』・・・「死体探し」の旅に出た4人の少年の青春ロードノベル。永遠の名作。なんでランキングを外れたかというと、やっぱりキング作品はホラー系が好きだから。完全な好みのせい。


それでは、最後まで読んでいただきありがとうございました。

参考にしていただければ幸いです。


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