有栖川有栖さんのおすすめミステリー小説7選を語らせて

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というわけで、本格ミステリ好きなら誰もが読んでいる有栖川有栖さんのオススメ作品である。

江神二郎を探偵役とした「学生アリスシリーズ」や、火村英夫を探偵役とした「作家アリスシリーズ」などが有名であるが、

どちらにしてもエラリー・クイーンさながらの論理的な謎解きが本当に見事なので、少しでもミステリに興味があるなら絶対に読んでほしい作家さんなのである。

しかし順番構わず片っ端から読めばいいというわけでもない。シリーズの順番とかあるからね( ˘ω˘ )

今回は、そんな有栖川さんの作品の中で優先的に読んでほしいおすすめミステリをご紹介させていただく。

参考にしていただければ嬉しい。

1.『月光ゲーム』


学生アリスシリーズの1作目。

「英都大学推理小説研究会(EMC)」の部長・江神二郎を探偵役とした、有栖川有栖さんを代表するミステリシリーズである。

シリーズ全ての作品が脱出不可能の地での殺人事件(クローズドサークル)を描いており、その全ての作品に「読者への挑戦状」が挿入されている、というのも大きな特徴である。

そして何より、江神二郎の美しすぎる「論理的な推理」に大注目してほしい。面白い推理小説とはこういう事を言うのか、と思わされてしまうだろう。

つまるところ、ミステリ好きなら絶対に読んでおかなくちゃいけないシリーズなのである( ˘ω˘ )

このあと2作目『孤島パズル』3作目『双頭の悪魔』4作目『女王国の城』と続くが、必ず順番に読んでおこう。

特に3作目の『双頭の悪魔』は最高傑作との呼び声も高いので要注目である(全部面白いけどね)。ミステリ好きなら必ず一読を。

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2.『46番目の密室』


火村英夫シリーズ(作家アリスシリーズ)の1作目。

犯罪心理学者・火村英夫(ひむらひでお)を探偵役とした、「学生アリスシリーズ」と並ぶ代表作である。

火村英夫シリーズをどれから読んだらいいかわからない、という方はまずこの作品から読んでおいて間違いない。

単純にシリーズ1作目だからおすすめしているわけでなく、シンプルで綺麗にまとまった推理小説として純粋に楽しめるからだ。

推理やトリックだけでなく、火村とアリスの楽しい会話劇にも注目しよう。

3.『ロシア紅茶の謎』


さて、そんな火村英夫シリーズの中に、「国名」をタイトルにつけた〈国名シリーズ〉というものがある(もちろんエラリー・クイーンを意識して書かれたもの)。

国名シリーズは当たり前のように面白いので全作おすすめなのだが、まずは第1弾の『ロシア紅茶の謎』から手に取りたいところだ。

6編からなる短編集になっているので、長編の『46番目の密室』を手に取りにくかったらこちらからでも良いだろう。

粒ぞろいながら、やはり表題作『ロシア紅茶の謎』が頭一つ抜けて面白い。

4.『スイス時計の謎』


その国名シリーズの中で、特に傑作と名高い短編『スイス時計の謎』が収められた短編集。

ある殺人事件の容疑者を五人に絞るまでの推理も素晴らしいが、そこから〈腕時計〉に焦点を当て犯人を特定していく過程が美しすぎる。

まさに有栖川有栖さんらしい、火村英夫シリーズにふさわしい超論理的推理に愕然としよう。

本当に、この表題作を読むためだけでも購入する価値ありなのだ。

5.『絶叫城殺人事件』


黒鳥亭、壺中庵、月宮殿、雪華楼、紅雨荘、絶叫城、と、全て建物にまつわる殺人事件を描いた短編集。

短編集ならではの簡潔さと読みやすさであり、火村英夫シリーズの魅力が申し分なく詰まっている。

特にこの短編集には〈儚さ〉や〈苦味〉が混じり合っていて、なんとも言えぬ後味を残すお話が多い。だから好き。

6.『暗い宿』


様々な〈宿〉で起こる事件を描いた短編集。

もちろんミステリとして面白いのは言うまでもないが、私がこの作品の大好きなところは〈雰囲気〉である。

短編で描かれる〈宿〉がとにかく魅力的であり、こんなところに泊まってみたい、旅行に行ってみたい、と思わせてくれるワクワクの詰まった作品なのだ。

火村とアリスのコンビも大活躍なので、彼らと一緒に旅に出るつもりで読んでみてほしい。

ついで、今作の姉妹編とも言える〈店〉を舞台にしたミステリ短篇集『怪しい店』もかなりオススメ。

7.『名探偵傑作短篇集 火村英生篇』


国名シリーズを読みたいけど、全部読むのは大変だよ!というあなたにピッタリな作品集。

火村英夫が活躍する国名シリーズの中から選りすぐりの作品が収められた傑作短篇集となっている。

収録作品は以下の通り。

1.『赤い稲妻』(『ロシア紅茶の謎』収録)
2.『ブラジル蝶の謎』(『ブラジル蝶の謎』収録)
3.『ジャバウォッキー』(『英国庭園の謎』収録)
4.『猫と雨と助教授と』(『ペルシャ猫の謎』収録)
5.『スイス時計の謎』(『スイス時計の謎』収録)
6.『助教授の身代金』(『モロッコ水晶の謎』収録)

一言でいえば「バラエティ豊か」。

この一冊でいろんなタイプのトリックが味わえるだけでなく、火村英夫という人物の魅力がこれでもかと詰まっている。

なんていたってタイトルが『名探偵傑作短篇集 火村英生篇』なのだから。間違いないのだ。

ただし、国名シリーズを全て読んだ方にとっては、当然既読のものばかりなので注意しよう。

私は全て読んでいたが、この短篇集が出たことが嬉しすぎて買ってしまった。仕方ないね( ˘ω˘ )

あとがき

結局が言いたいかというと、

・学生アリスシリーズは全部おすすめ(必読)

・火村英夫シリーズは、一つでも国名シリーズを面白いと思ったら全部読んでみて

ということである。

本当に最高なんだ。有栖川さんのミステリは( ˘ω˘ )

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